SEO対策の依頼にかかる費用相場はいくら?外注内容別に料金早見表で解説

【2025年最新版】SEO対策の費用相場は?見積もり項目別の料金早見表で解説

「SEO対策の費用相場はいくら?」
「外注の見積もりを出すのに平均の料金を知っておきたい」

SEO対策を外部に依頼する際、費用相場は依頼内容やサイト規模によって大きく異なります。

SEO対策の費用に影響を与える要素は、主に以下の5つです。

SEO対策の費用に影響を与える要素
  • SEO対策の内容
  • サイトの規模
  • 外注で依頼する会社
  • 成果報酬の有無
  • 契約期間

一般的な月額費用は10万円~50万円が目安ですが、小規模サイトなら数万円から、中規模以上では50万円を超えることもあります。

また、SEOコンサルティングは月額5万~50万円、技術的な内部施策は1万~5万円、外部対策は1万~10万円、コンテンツ制作は1本あたり2万~5万円が相場です。

料金体系も「月額固定」「成果報酬」「一括支払い」などさまざまなので、施策内容や自社の目的に合ったプラン選びが重要です。

Googleセントラルでは、SEO業者の利用に関する内容が記載されています。

SEO 業者を利用するかどうかは、サイトの改善や時間の節約につながる可能性がある一方で、サイトや運営者の信用が損なわれるおそれもある重大な決定です。

引用元:Googleセントラル|SEO業者の利用を検討する

SEO業者へ依頼する際は、自社にとってメリットを得られるかを確認してから検討しましょう。

複数の業者から見積もりを取り、費用とサービス内容を比較することで、最適なSEOパートナーを見つけやすくなります。

この記事では、依頼内容別の料金早見表も交え、最新のSEO対策費用相場をわかりやすく解説します。

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目次

SEO対策の費用はいくら?サービス別の料金相場を紹介

SEO対策の費用の相場は、業者の規模や施策する内容によって異なります。

一般的には、実績が多い大手SEO会社の費用は高くなり、中小から小規模SEO会社にかけて徐々に料金が安くなります。

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サービス費用相場サービス詳細
SEOコンサルティング5~50万円/月サイトの現状分析、改善提案、戦略立案など
サイト内部修正代行5~30万円/月サイト構造の改善、内部リンクの最適化、ページ速度の向上など
コンテンツSEO2~5万円以上/本SEOを考慮した記事の執筆、既存コンテンツのリライト、メタ情報の最適化など
サイト導線改善5~30万円/月ユーザー行動分析、コンバージョン率の改善、ナビゲーションの最適化など
初期費用会社によって異なる初期調査、戦略策定、サイト診断など
契約期間3カ月~1年以上プロジェクトの規模や目標に応じて設定

SEO対策の料金と質は、必ずしも比例しません

大手SEO会社に関しては、それなりの料金がかかるため、ある程度実績も多く、大手企業との取引実績もあるため安心して依頼できます。

その代わり、費用面が高額なので、ある程度成果が出ているメディアなどにおすすめです。

小規模・中小のSEO会社の料金はピンキリで、平均相場以上の金額を請求する会社も少なくありません。

料金が高い=実績があると勘違いしがちですが、料金が安くても質がいい業者は多く存在します。

そのため、料金面だけで判断せずに、問い合わせや見積もりを出すなどして、複数社比較したうえで判断することが大切です。

SEOコンサルティングの費用相場は月額30万円~60万円

企業規模にもよりますが、SEOコンサルティング費用の相場は月々30~60万円程度です。

SEOコンサルティングは、ウェブサイトのSEOを改善するための専門的なアドバイスと戦略立案を提供するサービスです。

SEOコンサルティングでは、主に以下の内容が含まれます。

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サービス内容月額費用
キーワード選定5〜10万円
アクセス解析・分析10〜15万円
競合サイト調査10〜20万円
hタグの設定5〜10万円
タイトル・ディスクリプション最適化5〜15万円
内部リンクの強化10〜20万円
サイトスピードの高速化10〜25万円
UA/UXの改善15〜30万円
コンテンツ記事原案作成10〜20万円
滞在時間/遷移率の改善10〜25万円
CVR/CTAの改善15〜30万円
問い合わせフォームの追加10〜20万円

これがベースになり、内部修正代行やサイトの導線改善などを追加すると、月々の負担も増えます。

そのため、内部対策やコンテンツ作成のみ自社で内製化するケースも少なくありません。

自社でライターを抱えている場合や、SEOがある程度できる担当者がいるなら、状況に応じて別途依頼するかどうかを検討しましょう。

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SEO内部対策の費用相場は月額10万円~30万円

SEO内部対策の費用相場は、月額10万円~30万円です。

SEO内部対策とは、サイト内の構造や技術的な要素を最適化し、検索エンジンとユーザー双方にとって使いやすいサイトを作るための施策です。

これにより、Googleのクローラーが正確に情報を把握できるようになり、検索順位の向上が期待できます。

SEO内部対策の具体的な内容
  • タイトルタグやディスクリプションの修正
  • サイトエラーの改善
  • サイト表示速度の改善
  • UA/UXの改善
施策内容月額費用
タイトルタグ・メタ情報修正5万円~10万円
サイトエラー改善10万円~20万円
サイト速度改善10万円~25万円
UA/UX改善15万円~30万円

また内部対策の費用は、サイトの規模や修正する項目の多さによって異なります。

さらに、CMSで複雑なテーマを使っていて、サイト修正の難易度が高いと、料金も高額になるイメージです。

内部対策では、Googleのクローラーに対して、適切な情報を伝えるための対策でもあります。

現代のGoogleでは、ユーザーがサイトを閲覧する快適さを重視していることから、ユーザーファーストな対策をすることが大切です。

SEOの内部対策については、以下の記事で詳しくまとめているので参考にしてください。

コンテンツSEO・記事作成代行の費用相場は月額10万円~30万円

コンテンツSEO・記事作成代行の費用相場は、月額10万円~30万円程度です。

コンテンツSEO・記事作成代行とは、顧客獲得を目的に、検索エンジンで上位表示される記事を作成し、サイトへのアクセスやコンバージョン(CV)を増やす施策です。

ユーザーのニーズに応じた質の高い記事が求められます。

これにより、サイトへのアクセス増加やコンバージョン率の向上を図ります。

コンテンツSEO・記事作成代行の具体的な内容
  • キーワード選定
  • 検索意図に基づいた構成案の作成
  • SEOライティング
  • 記事の校正・編集
施策内容月額費用
一般的な記事作成1本あたり3~5万円
専門性が高い記事(士業等)1本あたり5~10万円
キーワード選定+構成案1案件あたり2~5万円
月額パッケージ(10本以上)月額10~30万円

費用はコンテンツ1本あたりで計算され、1記事あたりの単価は会社によって異なります。

費用相場についても年々増加傾向にあり、SEOの対策難易度とともに上がっている印象です。

とくに、士業や金融系、医療系など専門性が高いジャンルは、1本あたりのSEOライティング単価も高いです。

コンテンツSEOやSEOに効果的な記事の書き方については、以下の記事でまとめています。

また、W-ENDLESSでは、コンテンツSEOにおいて、医療系や金融系など、上位獲得が難しいYMYLジャンルでの成果事例があります。

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SEO外部対策の費用相場は月額1万円~10万円

SEO外部対策の費用は、一般的に月額1万円~10万円程度が相場です。

SEO外部対策とは、主に被リンク(他サイトからのリンク)を獲得し、Googleなどの検索エンジンからの評価を高める施策です。また、サイテーション(会社名やサイト情報が他の場所で言及されること)も含まれます。

SEO外部対策の具体的な内容
  • 被リンクの獲得:関連性が高い信頼性のあるサイトからリンクを得る
  • サイテーションの増加:SNSや口コミサイトで会社名やサイト情報が自然に言及される

これらの施策を通じて、検索順位向上を目指します。ただし、不自然なリンク操作はGoogleからペナルティを受けるリスクがあるため注意が必要です。

また、SEO外部対策は内容によって費用が変動します。

施策内容月額費用
被リンク獲得(高品質リンク)5万円~10万円
サイテーションの増加1万円~3万円

しかし、最近では外部対策を実施する業者は減った印象です。というのも、被リンクを操作しようとすると、Googleからペナルティを受けやすくなるからです。

外部対策で重要なことは、「自然にリンクを獲得すること」です。

企業に依頼して、1日に10個以上のサイトからいきなりリンクを飛ばされると、Googleから怪しまれてしまいます。結果としてペナルティの対象になり、順位が下落する原因になります。

とはいえ、評価を受けている関連性が高いドメインからリンクをもらうと、ドメインランクが上がります。結果として、上位表示されやすくなるため、被リンク獲得対策は必ずしも悪いというわけではありません。

インハウスSEO支援の費用相場は月額15万円~50万円

インハウスSEO支援の費用相場は月額15万円~50万円です。契約期間は通常6ヶ月から1年程度です。

インハウスSEO支援とは、外部のSEO専門家が企業内のSEO活動をサポートするサービスです。

具体的なサポート内容
  • SEO戦略の立案と実行
  • キーワード分析とコンテンツ最適化
  • サイト構造の改善提案
  • 社内SEOチームの教育・トレーニング
サポート内容月額費用
基本的なコンサルティング15万円~25万円
戦略立案と実行のサポート25万円~35万円
総合的なSEOサポート35万円~50万円

インハウスSEO支援を受けることで、社内にノウハウを蓄積し、長期的な視点でのSEO戦略を構築することが可能となります。

グローバルSEOの費用相場は月額7万円~23万円

グローバルSEOの費用相場は、月額7万円~23万円です。

海外向けSEOは、本来のSEO対策に加えて、以下の追加専門作業が必要になります。

グローバルSEOの追加専門作業
  • 多言語対応
  • 各国検索エンジンの最適化
  • 現地キーワード調査
  • hreflang設定など

海外進出支援を行うSEO会社では、月額10万~20万円で英語対応SEOを提供している場合もあります。

海外市場を狙う場合は、対応範囲やサポート体制を確認し、現地文化に合ったSEO施策を実施しましょう。

特に、hreflang設定や現地検索エンジン(Google以外)への対応有無は必須確認項目です。

国や言語が増えることで、費用も上がる認識を持っておく必要があります。

個人のSEO対策の費用相場は月額5万~20万

個人がSEO対策を依頼する場合の費用相場は以下の通りです。

サービス内容費用相場
SEOコンサルティング月額5万円〜15万円
コンテンツ制作1記事2万円〜8万円
内部対策10万円〜20万円

これらの費用は、依頼先のサービス内容や実績によって変動します。

個人がSEO対策を外部に依頼するメリットとデメリットは以下になります。

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メリットデメリット
専門知識やノウハウに基づいた効果的な対策が可能依頼費用が発生し、コストがかかる
最新のSEOトレンドやGoogle更新に迅速に対応できるSEOのノウハウが蓄積されにくい
自社リソースをコア業務に集中できる短期間では成果が見えにくい
客観的な視点で現状分析と改善提案が得られる上位表示が必ずしも保証されない
高品質なコンテンツ制作が期待できるコミュニケーションコストが増加する
被リンク獲得などの専門的な外部対策が可能悪質な業者に依頼するとペナルティのリスクがある
データ分析に基づく効果測定と評価が可能自社の業界や商材について情報共有が必要

このように、個人がSEO対策を外部に委託する際は、自身の状況や目標、リソースなどを考慮し、これらのポイントを参考にして判断することが重要です。

個人でSEO対策する際の注意点

個人でSEO対策を行う際の注意点は、正しい知識と継続的な取り組みが必要だということです。

なぜなら、間違った対策は逆効果となり、検索順位の低下を招く可能性があるためです。

また、SEOは一度の対策で完了するものではなく、長期的な視点で取り組む必要があります。

具体的には、以下の点に注意して取り組むことが大切です。

注意点具体的な対策
Googleガイドライン違反を避けるガイドラインを定期的にチェックし、違反する施策を行わない
コンテンツの放置を避ける定期的な更新と古い情報のリライトを行う
キーワードの詰め込みすぎに注意自然な文章でユーザーファーストの内容を心がける
検索意図の理解ユーザーのニーズに合った情報提供を行う

このように、個人でSEO対策を行う際は、ガイドラインを守りつつユーザー目線で質の高いコンテンツ作りを心掛けることが大切です。

SEO対策の費用体系には4種類ある

SEO対策の費用体系は大きく分類すると成果報酬型・固定報酬型・スポット型・時間単価型に分類されます。

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項目成果報酬型月額固定報酬型スポット型時間単価型
料金発生タイミング指定キーワードで上位獲得時毎月固定作業完了時作業を実施した時間に応じた報酬
初期費用多くの場合発生(8~10万円程度)発生しないか少額作業内容による基本なし
(事前調査や初期設定が必要な場合は別途発生)
最低契約期間1カ月から6~12カ月なしなし
メリット初期コストが抑えられる中長期的な改善が期待できる柔軟な対応が可能必要な分だけ依頼できる
デメリットペナルティリスクが高い成果報酬型より高額な場合がある効果が限定的時間管理しないとコストが膨らむ

成果報酬型は、成果が出るまでは報酬が発生しないため、コストを抑えた対策ができます。

しかし、近年ではGoogleのアップデートとともに、減っている印象です。

キーワードによる成果報酬型SEOは、初期費用は抑えられるものの、成果が出ても一過性のものなので、あまり推奨できない施策です。

それぞれの費用体系について詳しく解説していきます。

成果報酬型は成果が出た場合のみに報酬を支払う方式

成果報酬型SEO対策の費用・料金相場は、1日当たり3千円~1万円程度です。

料金については会社によって異なりますが、上位を獲得した日から決められた料金が発生します。

前述したように、成果報酬型は成果が発生した時点で料金が発生します。

仮に、10日上位を獲得した場合、10万円以上かかることもあるわけです。

その分成果が発生するならまだしも、費用対効果を考えると、結果として固定報酬型のほうがよくなります。

成果報酬型のメリット・デメリットは以下の通りです。

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メリットデメリット
上位表示しなければ費用が発生しない上位表示した際の料金が高額になる可能性がある
初期費用がかからないケースもある初期費用が高額な場合がある
被リンク施策がメインで短期的な効果が期待できる長期的な成果が見込めない可能性がある
ドメインランクアップを成果報酬にする企業もあるペナルティのリスクがある
成果が明確に測定できるコンテンツSEOに力を入れないことが多い

成果報酬型は、成果地点によって実施する対策が異なります。キーワードで上位獲得を目指す対策では、主に被リンク対策を実施することが多く、効果が出ても一過性のケースも多いです。

月額固定報酬型はSEO対策サービスを固定料金で支払う方式

固定報酬型は、月額一定の料金がかかる代わりに、料金の範囲内でさまざまな対策を実施します。

月額固定報酬型のメリット・デメリットは、以下の通りです。

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メリットデメリット
予算の見通しを立てやすく、計画的に運用できる。成果に関係なく、毎月一定の費用を支払う必要がある。
継続的なサポートや検索エンジンのアップデートへの対応を受けられる。サービスがパッケージ化されている場合が多く、柔軟なカスタマイズが難しいことがある。
安定した施策の実施が可能で、中長期的な改善に向けた取り組みができる。上位表示される前の段階でも費用が発生するため、初期コストが気になる場合がある。
明瞭な料金体系で、長期的には費用を抑えられる可能性がある。契約期間が長期にわたることが多く(最低6ヶ月~12ヶ月)、柔軟性に欠ける場合がある。
インハウスSEO(自社内でのSEO運用)のノウハウを蓄積する機会が得られる。成果が出るまでに時間を要する場合があり、短期的な効果を求める場合には不向きである。
中長期的な視点でサイト全体の改善に取り組むことができる。成果が具体的に見えにくいケースもあり、効果を実感しづらいことがある。

短期で考えると、成果報酬型のほうが成果は出やすいですが、ペナルティやアップデートの影響を考えたり、中長期のことを考えたりすると、固定報酬型のほうがメリットが大きいです。

費用は確かに掛かりますが、対策をした分成果が反映されることから、費用対効果はいいです。

初期費用の有無について

成果報酬型と固定報酬型は、いずれも初期費用がかかります。

固定報酬型に関しては、SEOコンサルティングに含まれていることも多いです。

成果報酬型は、短期で上位表示を目指すので、初期費用を設けている会社が多いイメージがあります。

初期費用が発生するかどうかの基準は、事前のリサーチに工数がかかるかどうかです。

対策前の事前リサーチは、SEO対策を実施するうえで非常に重要です。そのため、料金に含まれるか別途かかるかは、都度確認するとよいでしょう。

スポット型は単発の作業に対して支払う方式

SEO対策をスポット(単発)で依頼する場合の費用は、提供されるサービス内容や作業範囲、依頼先の企業規模や専門性によって大きく異なります。

以下に主なサービスとその費用相場をまとめました。

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内容費用相場実施内容
SEOコンサルティング1回あたり10~50万円程度サイトの現状分析、改善提案、戦略立案など
キーワード調査・分析5~20万円ターゲットキーワードの選定、競合分析、検索ボリュームの調査
コンテンツ制作・最適化3~10万円SEOを考慮した記事の執筆、既存コンテンツのリライト、メタ情報の最適化など
内部SEO対策10~50万円サイト構造の改善、内部リンクの最適化、ページ速度の向上、モバイル対応など
外部SEO対策
(被リンク獲得)
数万~数十万円高品質な外部サイトからの被リンク獲得支援。ただし、被リンクの購入はGoogleのガイドラインで禁止されているため、注意が必要
テクニカルSEO監査20~100万円サイトの技術的な問題点の洗い出しと改善提案

スポット依頼では、長期的に成果を出すのが難しい場合があります。

期待する成果と費用対効果を慎重に検討してください。また初期費用以外に追加費用が発生する可能性があります。

スポット型のメリット・デメリットは、以下の通りです。

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メリットデメリット
特定の課題に集中して対応できる長期的な成果が出しにくい
短期的な成果を求めやすい追加費用が発生する可能性がある
必要なサービスのみを選択できる継続的な改善が難しい
予算を明確に設定しやすい一時的な対策で終わる可能性がある
専門家の知識を短期間で活用できる総合的なSEO戦略の立案が難しい

スポットでのSEO対策は、特定の課題解決や短期的な成果を求める際に有効ですが、長期的なSEO戦略を考える場合は、継続的な取り組みも検討することをおすすめします。

時間単価型は作業時間に応じて報酬を支払う方式

時間単価型は、SEO担当者やコンサルタントの作業時間に応じて、報酬を支払う契約方式です。

外注の費用相場は、1時間あたり1万円~3万円程度が目安となります。

時間単価型は、必要な分だけ依頼できるため、タスクが不定期な場合に依頼できる点がメリットです。

時間単価型には、以下のメリット・デメリットがあります。

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メリットデメリット
予算に合わせて依頼時間を調整時間管理が不十分だとコストが膨らむ
部分的な改善やなどに向いている毎月の稼働時間が多い場合、月額契約より高くなる
長期契約が不要で、短期施策にも対応しやすい成果の有無にかかわらず費用が発生する
小規模サイトや特定課題解決に向いている業者によってスピードや品質に差がある

時間単価型は、小規模案件やアドバイザリー契約に適している契約です。

依頼する際は「作業範囲」「最大時間」「追加費用の発生条件」を明確にする必要があります。

費用対効果を最大化させるためのSEO対策会社の選び方

SEO対策会社の選び方

SEO対策会社に外注を検討している場合、それぞれ選び方があります。

会社によっては、依頼をしたあとに追加費用を請求されることもあります。

トラブルを避ける意味でも、費用や対策内容がはっきり明記されている会社を選ぶことが大切です。

SEO対策の実績や評判が良いか

会社を選ぶ際の一番の基準にしたいのが、実績を公開しているかどうかです。

SEOに関する知識や技術を確かめるには、実績を見たほうが早いからです。

SEO依頼ができる会社が公開している実績は、大きく2つに分類されます。

公開している実績について
  • 過去に上位を獲得したキーワードを掲載している
  • 取引実績がある・あった企業を掲載している

あるいは、一切実績を公開していない企業もあります。この場合、取引実績がある企業を公開している会社は信頼できます。

また、実績だけではなく、担当した会社からの感想や具体的な実績(PV数が増加した・CV数が増加したなど)があれば、より信頼して依頼できます。

しかし、実績があるからと言って、100%信頼できるかというとそうでもありません。

大手企業との取引実績がある会社でも、評判が悪いところは多くあります。

そのため、SEO対策会社を選ぶ際は、複数の会社に問い合わせをしたうえで検討しましょう。

ニーズにあったSEO対策を提供しているか

SEO対策会社を選ぶ際、自社のニーズに合った対策を提供しているかどうかが重要です。

なぜなら、企業によって目標や課題が異なるため、SEO対策の内容によっては効果が限定的になる可能性があるからです。

例えば、ある企業はブランド認知度の向上を目指し、別の企業は直接的な売上増加を求めているかもしれません。

具体的には、以下のポイントを確認することが大切です。

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確認項目具体例
提供サービスキーワード戦略、コンテンツ制作、被リンク対策など
実績・専門性業界別の成功事例、保有する資格など
コミュニケーション定期的な報告会、専任担当者の有無など
料金体系固定費用型、成果報酬型など

上記のポイントを踏まえ、自社のニーズに合ったSEO対策会社を選ぶことで、効果的な施策を実施し、投資に見合った成果を得ることができます。

費用対効果が見込める料金プランか

自社の目標や予算に合わせて、固定報酬型と成果報酬型を組み合わせたプランを選ぶことで、最大の効果が期待できます。

その理由として、固定報酬型は計画的な施策が可能で予算管理がしやすい一方、成果報酬型はリスクを抑えつつ成果に応じた支払いができるという特徴があります。

例えば、コンテンツSEOやコンサルティングには固定報酬型を、キーワード順位向上には成果報酬型を採用するといった感じです。

固定報酬型成果報酬型
コンテンツSEO:月額15万円キーワード順位向上:1位達成で5万円/月
SEOコンサルティング:月額30万円トラフィック増加:10%上昇で10万円/月

このようなバランスの取れたプランを選ぶことで、安定した成果に応じた支払いができ、費用対効果の最大化が期待できます。

サポート体制が充実していてコミュニケーションがとりやすいか

SEO対策会社を選ぶ際には、サポート体制が充実しており、コミュニケーションが取りやすい会社を選ぶことが重要です。

例えば、サポート体制が整っている会社では、専任の担当者がつき、施策の進捗状況を定期的にレポートで共有してくれます。

また、問い合わせへの対応も迅速で、メールや電話だけでなくチャットツールなどを活用してスムーズに連絡を取れる環境を整えています。

さらに、専門用語を避けたわかりやすい説明や具体的な改善提案を提供してくれるため、初めてSEO対策を依頼する企業でも安心して進められます。

このように、サポート体制とコミュニケーション力はSEO対策会社選びの重要なポイントです。

自社の課題や目標に寄り添いながら、わかりやすく丁寧に対応してくれる会社を選ぶことで、安心してSEO対策を進めることができ、高い成果につながります。

定例会やレポートなどの月ごとの報告を実施しているか

SEO対策会社を選ぶ際、サポート体制が充実していてコミュニケーションがとりやすいかどうかは重要なポイントです。

特に、定例会やレポートなどの月ごとの報告を実施しているかどうかに注目しましょう。

定期的な報告があれば、進捗状況を把握しやすく、必要に応じて戦略を調整することができます。

確認項目内容
定例会の頻度月1回や隔週など、定期的に開催されているか
レポートの内容順位変動、トラフィック、コンバージョンなどが含まれているか
コミュニケーション手段メール、電話、オンラインミーティングなど、複数の選択肢があるか

このように、サポート体制が整っている会社を選ぶことで、SEO対策の効果を最大限に引き出すことができます。

費用対効果を重視するなら、単に安価な会社を選ぶのではなく、しっかりとしたサポート体制を持つ会社を選ぶことが大切です。

内製化をサポートしてくれる

内製化を支援してくれるかどうかも、選ぶ基準にしましょう。

SEO対策は、会社に外注し続けるのではなく、どこかのタイミングで内製化を検討することになります。

そのためには、知識を身につけなければなりません。

SEO対策会社によっては、内製化をサポートしてくれるところもあります。内製化するうえで何が重要なのかを指導してくれます。

ただ、SEO対策会社によっては内製化サポートをおこなってくれないところもあり、場合によっては高額な料金を請求されることもあります。

内製化に向いている企業と、外注に向いている企業の特徴は、以下の通りです。

項目内製化に向いている企業外注に向いている企業
人材SEOの知識を持つ担当者がいる、または育成できる社内にSEO専門人材がいない
時間社員がSEO業務に十分な時間を割ける担当者の業務が多忙でSEOに専念できない
予算ツール導入や教育に予算を投資できる外注の月額費用を確保できる
目的長期的にSEOノウハウを蓄積したい短期間で成果を出したい
体制コンテンツ制作・分析・改善を回せる社内体制がある制作・分析を一括で任せたい
案件規模自社サイトが中規模以下で管理しやすい大規模サイトや複数サイトを運営
リスク許容度試行錯誤を許容できるSEOで失敗できない、成果を急ぎたい

SEO対策に関する知識がない場合はまず外注を行い、知識を付けてから内製化を目指すと、スムーズに進められます。

会社を選ぶ際に、対応業務としてSEOの内製化に対応しているかどうかも、チェックすることが大切です。

初期費用や追加費用などが明記されている

SEO対策を会社に依頼する場合は、費用面を確認しておきましょう。

主にかかる費用は、SEOコンサルティングの月額費用です。

そのほかに、内部対策やコンテンツSEOをする場合は、別途料金がかかります。

また、会社によっては初期費用がかかる場合もあります。

多くの場合、料金表に記載がありますが、場合によっては見積もりの時点でわかることもあります。

予算の範囲内で依頼する企業を探していたとしても、追加費用でオーバーしてしまっては意味がありません。

そのため、あらかじめ会社のホームページをチェックするなどして、確認することが大切です。

SEO対策会社の費用事例5選

ここではSEO対策会社の料金相場や費用の内訳を詳しく解説し、予算に合ったサービスを選ぶポイントをご紹介します。

初めてSEO対策を検討する方にもわかりやすく、信頼できる会社を見つけるための参考になる内容を記載します。

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会社名費用
株式会社W-ENDLESS・SEOコンサルティング:月額30万円~
・オウンドメディア:月額30万円~
・記事制作:月額1万円~
株式会社PLAN-B・スタンダードプラン:月額40万円~
・プレミアムプラン:月額60万円~
・コンテンツSEO:5万円/本
サクラサクマーケティング株式会社・SEOコンサルティング:月額40万円~
・コンテンツSEO:60,000円/1本
株式会社ジオコード・SEOコンサルティング:月額30万円~
・サイト修正作業代行:月額5万円~
株式会社LANY・SEOサイト診断:月額88万円~
・SEOコンサルティング:月額55万円~
・オウンドメディア運営代行:月額60万円~

株式会社W-ENDLESS

W-ENDLESS公式サイトの画像

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株式会社W-ENDLESSの特徴
  • 自社メディアでの圧倒的な成果実績がある
  • 100キーワード以上で検索1位を獲得
  • 10年以上のSEO支援実績
  • 検索意図を網羅したコンテンツ作成
  • CVR改善に特化したアプローチ
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オウンドメディア運用代行の料金体系
プランライトプランスタンダードプラン
費用30万円/月60万円/月
プラン内容①ワードプレス作成(競合調査/サイト設計/ワイヤーフレーム作成/デザイン制作/コーディング)
②システム設計(シミュレーション機能等)
③キーワード設計/選定
④コンテンツディレクターによる記事作成(毎月3記事)
⑤コンテンツディレクターによるリライト(毎月1~2記事)
⑥コンテンツディレクターによるコンバージョン設計(毎月1~2記事)
⑦分析(競合分析/市場分析/自社分析)
⑧戦略立案(次月戦略/中長期戦略)
⑨運用レポート、定例会
①ワードプレス作成(競合リサーチ/サイト設計/ワイヤーフレーム作成/デザイン制作/コーディング)
②システム設計(シミュレーション機能等)
③キーワード設計/選定
④コンテンツディレクターによる記事作成(毎月6~8記事)
⑤コンテンツディレクターによるリライト(毎月1~2記事)
⑥コンテンツディレクターによるコンバージョン設計(毎月1~2記事)
⑦ガイドライン/ポリシー等の作成
⑧分析(競合分析/市場分析/自社分析)
⑨戦略立案(次月戦略/中長期戦略)
⑩外部対策(外部リンク/プレスリリース等)
⑪内部対策(内部リンク/タグ修正/コアウェブバイタル等)
⑫記事内の最新情報の定期更新
⑬運用レポート、定例会
契約期間6ヶ月6ヶ月
記事作成代行の料金体系
費用9,000~50,000円※1記事
プラン内容・1文字3円~※ジャンルによって異なります
・1記事から発注可能
・契約期間の縛りなし
・SEOのプロが品質管理し納品
・5記事以上でアイキャッチ作成も対応
契約期間なし
SEOコンサルティングの料金体系
費用要見積もり
契約期間6ヶ月
被リンク獲得代行の料金体系
費用要見積もり

株式会社W-ENDLESSは、東京都品川区にある「SEOコンサルティング支援」「オウンドメディア運用代行支援」「ドメインランクアップ支援」「記事制作」などを行うSEO対策・SEOコンサルティング会社です。

美容と金融領域において業界トップクラスの実績を併せ持つ会社です。検索1位獲得キーワードは100キーワード以上。

また、SEO対策のコンサルティング実績は年々上昇中です。各ジャンルに特化したプロフェッショナルチームがあるから、さまざまな分野に適した広告効果の高いクリエイティブ制作がおこなえます。

費用体系月額15万円~
公式サイトURLhttps://www.w-endless.co.jp/
電話番号03-6450-3917
会社所在地〒141-0021
東京都品川区上大崎3丁目1番1号 JR東急目黒ビル5階
対応しているジャンルSEOコンサルティング
オウンドメディア
記事制作
公開実績URLhttps://www.w-endless.co.jp/business/media/
実績の詳細SMBCコンシューマーファイナンス
株式会社レジーナクリニック
DMMオンラインクリニック

株式会社PLAN-B

株式会社 PLAN-Bの公式サイトの画像
引用:株式会社PLAN-B
株式会社PLAN-Bの特徴
  • 累計5,000社以上のSEOコンサルティング実績
  • BtoBサービスやオウンドメディアに強み
  • 自社オウンドメディア「PINTO!」での成功実績がある
株式会社PLAN-Bの料金体系
プラン名費用・料金
スタンダードプラン月額40万円~
プレミアムプラン月額60万円~
コンテンツSEO5万円/本

株式会社PLAN-Bは売上につながる戦略を明確にするSEOコンサルティングを強みとしているSEO対策会社です。

成果が出るSEOメソッドを保有しており、これまで多くの実績を出しています。ECサイトやYMYL領域のWEBサイトなどの領域を得意としています。

要望通りにキーワードの順位を上げるだけではなく、その先を見越した対応をおこなっています。事業の特性なども把握し理解してから適切な戦略を実行します。

費用体系スタンダードプラン:月額40万円~
プレミアムプラン:月額60万円~
コンテンツSEO:5万円/本
公式サイトURLhttps://www.plan-b.co.jp/
電話番号03-3446-7577
会社所在地〒141-0022
東京都品川区東五反田2-5-9 CIRCLES with 島津山 3階
対応しているジャンルSEO対策
ウェブ広告
デジタルマーケティング
マーケティングDX
公開実績URLhttps://www.plan-b.co.jp/solution/seo/consulting/
実績の詳細野村不動産ソリューションズ
集英社
PEACH JOHN

サクラサクマーケティング株式会社

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引用:サクラサクマーケティング株式会社
サクラサクマーケティング株式会社の特徴
  • 外部リンクを使わない王道のSEO対策を提供
  • 経営者が第一線でSEOコンサルタントとして活動
  • 豊富な実績(1500サイト以上)
サクラサクマーケティング株式会社の料金体系
プラン名費用・料金
SEOコンサルティング月額40万円~
コンテンツSEO60,000円/1本

サクラサクマーケティング株式会社は、東京都渋谷区に拠点を置く、SEO専業のプロフェッショナル集団です。

18年にわたる豊富な経験を持ち、高度なSEOコンサルティングサービスを提供しています。

コンテンツを熟知したプロが記事制作をおこなうため高品質な記事が作成できます。KW選定や企画案、実装サポートまで対応しており、悩みや予算に合わせたプランをカスタマイズできます。

費用体系SEOコンサルティング月額40万円~
コンテンツSEO60,000円/1本
公式サイトURLhttps://www.sakurasaku-marketing.co.jp/
電話番号03-5776-2775
会社所在地〒150-0002
東京都渋谷区渋谷3丁目1番9号 YAZAWAビル3階
対応しているジャンルSEOコンサルティング
コンテンツSEO
記事制作
公開実績URLhttps://www.sakurasaku-marketing.co.jp/
実績の詳細ソフトバンク株式会社
不動産業「第一土地建物株式会社」
広告業「株式会社オリエンタライズ」

株式会社ジオコード

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引用:株式会社ジオコード
株式会社ジオコードの特徴
  • キーワード上位表示率27.29%
  • 5位以内のキーワード数4,675件
  • SEO内製化支援サービスも展開
株式会社ジオコードの料金体系
プラン名費用・料金
SEOコンサルティング月額30万円~
サイト修正作業代行月額5万円~

東京都新宿区に本社を構える株式会社ジオコードのSEOコンサルティングは順位の向上だけでなくCV数増加を目的としています。

SEOサービスを提供して18年以上の知識やスキルで顧客の目標達成をサポート。数々のアルゴリズムアップデートを乗り越えてきた実績があるから信頼できます。

公式サイトURLhttps://www.geo-code.co.jp/
費用体系プラン内容によって変動以下は目安
SEOコンサルティング:月額30万円~
サイト修正作業代行:月額5万円~
電話番号03-6274-8081
会社所在地〒160-0022
東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー 10F
対応しているジャンルSEOコンサルティング
SEO対策
サイト修正・作業代行
コンテンツSEO
SEO内製化支援
Web広告Web
記事制作
公開実績URLhttps://www.geo-code.co.jp/seo/
実績の詳細学習・教育機関「日本児童教育専門学校」
歯科医療法人「医療法人社団幸友会」
医療機器「スマートスキャン株式会社」
そのほか中小・大手問わずさまざまな実績あり

株式会社LANY

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引用:株式会社LANY
株式会社LANYの特徴
  • 1プロジェクトに最低2名以上のSEOコンサルタントを配置する
  • データに基づいた分析を行い、効果的な施策を提案する
  • 少数精鋭のSEOスペシャリストが高品質なサービスを提供する
株式会社LANYの料金体系
プラン名費用・料金
SEOサイト診断80万円~
SEOコンサルティング月額55万円~
オウンドメディア運営代行月額60万円~

東京都渋谷区にある株式会社LANYは難易度が高いテストを突破したSEO対策のスペシャリストのみが在籍しております。

そのため知識はもちろん、豊富な経験を活かして顧客の課題に合わせた最適な提案をおこないます。最大限の成果を出すべく尽力しあらゆる面からサポートしてくれます。

SEOサイト診断や記事作成代行、リスティング広告運用代行など幅広く対応している点がおすすめできるポイントです。

費用体系SEOサイト診断80万円~
SEOコンサルティング月額55万円~
オウンドメディア運営代行:月額60万円~
公式サイトURLhttps://lany.co.jp/
電話番号掲載なし
会社所在地〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 リンクスクエア新宿16F WeWork内
対応しているジャンルSEOコンサルティング
コンテンツSEO
オウンドメディア運用代行
リスティング広告運用代行
公開実績URLhttps://lany.co.jp/work/
実績の詳細製造業「森永乳業株式会社」 メンテナンス業「株式会社ライフエナジー」 IT業「株式会社マツリカ」 そのほか東京問わず多数の実績あり

SEO対策を外注する費用対効果で押さえておきたいポイント

SEO対策を外注する費用対効果で押さえておきたいポイント

SEO対策を外注する費用対効果で、押さえておきたいポイントを解説します。

SEO対策を外注する際は、以下5つの要素を必ず確認しましょう。

SEO対策を外注する費用対効果で押さえておきたいポイント
  • 目標とKPIが具体的に設定されているかを確認する
  • 契約期間・解約条件・キャンセル料が明記されているか
  • 初期費用・追加費用などのコスト構成が明確かどうか
  • 定例会やレポートで進捗・成果の可視化が行われているか
  • 最終的に自社で内製化できる支援体制が整っているか

上記の項目を事前に明確にすることで、無駄な費用を防ぎ、成果を最大化できます。

曖昧な契約条件や不十分な報告体制は、失敗やトラブルの原因になるため注意が必要です。

目標とKPIが具体的に設定されているかを確認する

外注契約では、目標とKPI(売上高、顧客獲得数、成約率など)が明確に設定されているか確認しましょう。

具体的な目標がなければ、成果を評価できず、費用対効果を測定できないからです。

以下では、目標とKPIの設定例をまとめました。

目標とKPIの設定例
  • 3カ月でオーガニック流入20%増加
  • 主要キーワード10位以内にランクイン
  • 月間CV数を50件に増加

「順位を上げます」などの曖昧な目標設定では不十分で、どれくらいの成果を得られたのかを確認できません。

外注する際は「期間」「指標」「達成基準」を設定されているかを確認しましょう。

契約期間・解約条件・キャンセル料が明記されているか

契約書には、最低契約期間・解約条件・キャンセル料が明記されているかを必ず確認しましょう。

SEOは成果が出るまで時間がかかるため、6カ月~12カ月の契約が一般的です。

契約条件が曖昧だと、不要なコスト負担や解約トラブルにつながります。

契約書には、以下3項目の詳細が記載されているかを確認しておきましょう。

契約内容の例
  • 最低契約期間:6カ月
  • 解約時の通知期間:1カ月前
  • キャンセル料:残り契約金額の50%など

契約締結前は、期間や解約条件を確認し、書面に残すことでトラブルを防げます。

不明確な場合は質問し、後でトラブルに発展しないよう注意が必要です。

初期費用・追加費用などのコスト構成が明確かどうか

外注契約する際は、初期費用・追加費用などのコスト構成が明確かどうかを確認しましょう。

外注先によっては、初期分析や競合調査に初期費用が発生するケースがあり、追加施策でオプション料金が加算されることがあります。

透明性がないと予算オーバーの原因になるため、必ず確認が必要です。

契約前は、以下項目例の見積書を作成してもらい、内訳・総額を確認しておきましょう。

見積書の項目例
  • 初期費用:10万~30万円(サイト診断・戦略立案)
  • 月額費用:10万~50万円
  • 追加費用:記事追加やツール導入時に別途発生

追加費用やオプション項目は、具体的にどのようなケースで必要になるかも確認しておきましょう。

総額をイメージしておくことで、無駄な費用と必要な費用の判断が可能です。

定例会やレポートで進捗・成果の可視化が行われているか

外注する際は、定例会やレポートで進捗・成果の可視化が行われているかを確認しましょう。

SEOは効果が出るまで時間がかかるため、途中経過を可視化できないと、成果を得られているかの確認ができないからです。

外注する際は、月1回以上のオンラインMTGがあるかなどを確認し、定例会では以下の進捗を伝えてもらいましょう。

定例会で共有してもらう進捗項目
  • 順位変動
  • 流入数
  • CV
  • 改善提案
  • KPIに基づく達成状況の報告

外注の契約時は「報告頻度」「レポート内容」「使用ツール」を確認しておくことが重要です。

報告体制が整っていない業者の利用は、避けましょう。

最終的に自社で内製化できる支援体制が整っているか

外注契約では、最終的に自社で内製化できる支援体制が整っているかを確認しましょう。

SEOを継続するには、長期的に外注依存せず、自社で知識を蓄積することが重要です。

教育やノウハウ共有がない場合は、コストがかさみ続ける場合があります。

外注先に依頼する際は「最終的には自社で内製化を目指したい」と伝え、以下の情報共有が可能かを確認しておきましょう。

内製化できる支援体制
  • 社内研修やマニュアル提供
  • SEOツールの利用方法や指導
  • コンテンツ制作ガイドラインの整備

契約前は、将来的に内製化を目指す意思を伝えることで「教育サポート」「ナレッジ共有」に協力してくれる場合があります。

SEO対策の外注をする際は、内製化を目指しながら取り組みましょう。

リスティング広告と比較したSEO対策の費用対効果

SEO対策とリスティング広告は、費用対効果の観点から比較されることが多いです。

いずれも検索結果にアプローチされるわけですが、成果が発生するまでの期間に大きな差があります。

まず、リスティング広告は出稿して即上位表示されるという特徴があります。

以下の画像は「SEO対策」で検索した際の、検索結果です。

検索結果の表示

Googleの検索画面では、「スポンサー→スニペット→検索結果」という順番で表示されます。

広告枠は入札式になっており、入札単価を上げるほど上位表示されます。

そのため、広告に割ける費用があるほど、上位獲得ができる仕組みです。

一方、SEO対策は効果が出るまでに時間がかかります。

施策をして数日で劇的にCV数やPV数が変わることはなく、6~12カ月を目途に成果が出ることが多いです。

しかし、対策期間と問い合わせ数を軸にすると、以下画像のように異なります。

広告とSEOの推移

リスティング広告の場合は、リーチするユーザーがある程度決まっているため、成果も横ばいになることが多いです。

以下は、SEO対策、ネット広告、SNS運用の費用対効果をまとめた表です。

スクロールできます
項目SEO対策ネット広告(リスティング・ディスプレイ)SNS運用
即効性低い
(成果が出るまで3~6カ月)
高い
(出稿後すぐに表示・集客可能)
中程度
(コンテンツ投稿から徐々に拡散、広告併用で即効性向上)
費用中~高
(初期費用+継続的なコンテンツ制作:月10万~50万円)

(広告費+運用費用:月20万~100万円以上)
低~中
(投稿は無料だが運用時間や広告費で変動:月数万円以上)
労力高い
(コンテンツ制作・内部改善・分析が継続的に必要)
低い
(広告を止めれば作業も終了、継続運用は負担がある)
中~高
(継続的な投稿・エンゲージメント対応が必須)

SEO対策は、成果が出るまでに時間がかかる代わりに、期間をかけて上位を獲得すればするほど、外注費以上の成果を獲得できます。

費用対効果は運用者次第になりますが、将来的なことを考えると、SEO対策のほうがよいと言えます。

SEO対策を実施するうえでの失敗例

SEO対策を実施するうえで、失敗することも少なくありません。

この場合、そもそも成果が発生しないケースと、1件当たりの受注に費用が掛かり過ぎて、費用対効果が合わずに終わってしまうケースがあります。

とくにBtoBの商材を扱っている場合は、問い合わせ獲得も重要ですが、費用対効果を計算したうえで受注することを考えましょう。

単に問い合わせが増加したとしても、対応できるリソースがなければ受注につながりません。

SEO対策を実施してサイト流入を増やし、顕在層を獲得します。

そのなかから、CTAを改善するなどして、問い合わせに繋げます。

そして、最終的に問合せから受注につなげるという流れです。

ただ、それぞれの流れでいくつか失敗例があるので、合わせて紹介します。

そもそも上位表示ができない

ジャンルの選定やキーワード選定、リサーチの時点での設計戦略が間違っていると、上位表示はできません。

その結果、サイト流入にもつながりませんし、外注費用だけがかかってしまいます。

この場合、受注につながらないどころか上位表示すらできないため、サイト設計からやり直す必要があります。

場合によっては競合が多く、SEO対策よりもリスティング広告が向いているかもしれません。

上位表示後問い合わせに発展しない

SEO対策をして上位表示はするものの、問い合わせに発展しないこともあります。

この場合、サイト集客まではできているため、サイト内の修正をすると改善することが多いです。

問い合わせに発展しない場合の対策
  • CTAの文言や内容を改善する
  • 問い合わせの導線を修正する
  • CTAを増やす

この場合、アナリティクスを確認するなどして、どこで離脱しているかを確かめることが大切です。

CVページにたどり着いているにも関わらず離脱しているのは、CTAが原因の可能性が高いので、状況に応じた対策をしましょう。

問い合わせ後の受注率が低い

BtoBは、サイト流入から問い合わせまでは、つながることが多いです。

しかし、問い合わせから受注までがつながらないケースも少なくありません。

問い合わせをしているということは、商材やサービスに興味がある受注に最も近い顕在層です。

商品単価が高いため受注につなげることは難しいですが、それを想定したうえで対策することも重要です。

費用対効果がいいSEO対策の外注パターン

SEOで費用対効果を上げるためには、将来的に内製化を検討したほうがよいです。

会社に依頼する期間が長いと、その分外注もかかります。

しかし、いきなり内製化をすることは難しいと思うので、内製化支援をおこなっている会社に依頼しながら対策していきましょう。

完全外注パターン

社内にSEOの担当者がいなかったり、Web業界にあまり関わりがない業界だったりすると、専門性が高いSEO対策をすることは不可能に近いです。

そのため、SEO対策について把握するまでは、完全外注をしましょう。

一から勉強してSEO対策をするよりも、完全外注をしたほうが成果が出やすいですし、何より社内体制も整いやすくなります。

一切ゼロの知識から参入して、数か月で成果が出るほど近年のSEOは甘くありません。

そのような時間とお金があるなら、最初から会社に丸投げしましょう。そして、ある程度慣れてきたら、一部外注をすることもありです。

一部外注パターン

社内にSEOやWeb関係の知識を持つ人はいるものの、実戦経験がない場合や、スキルがそこまで高くない場合は、一部外注パターンも検討しましょう。

この場合、知識が一切ゼロの状態からスタートするよりも、時間も外注費もかかりません。

例えば、コンテンツSEOはできて、内部対策や外部対策など専門的な部分のみできない場合は、一部外注パターンがおすすめです。

また、キーワード選定やアルゴリズムに応じた対策など、より専門的な部分だけでも依頼すると、成果が出やすくなります。

インハウス支援をおこなっている会社なら、専門的なことも教えてくれるため、1年以内の内製化も可能です。

ツールを使用した内製化パターン

社内に既にSEO対策に詳しい人材がいて、SEO対策の部署ができている場合は、外注先に依頼する必要はないので、ツールを使って内製化をしましょう。

ツールを活用して自社でSEO対策をすることで、外注費を抑えることが可能です。

また、チームを組んで対策することによって戦略も立てやすくなります。

ツール導入にかかる料金はさまざまですが、順位計測ツールやキーワード選定ツールを導入したとしても、月々5~10万円以内で収まることが多いです。

コストを抑えつつ、SEO対策をしたい人におすすめです。

SEO対策の費用に関するよくある質問

SEO対策の費用に関するよくある質問を解説します。

SEO対策に関する質問は、個人で始める場合の費用や会計処理、成果のタイミング、無料でできる方法など多岐にわたります。

以下では、よくある質問にわかりやすく回答します。

SEO対策の費用に関するよくある質問
  • 個人でSEO対策を始める場合、どのくらいの初期費用が必要ですか?
  • SEO対策の費用対効果をどのように測定できますか?
  • SEO対策費用は会計上どの勘定科目で処理すべきですか?
  • 個人事業主が取り組むべきSEO対策の優先順位は?
  • SEO対策の成果はいつごろから表れ始めますか?
  • 無料でできるSEO対策はありますか?
個人でSEO対策を始める場合、どのくらいの初期費用が必要ですか?

個人でSEO対策を始める場合の初期費用は、1万円から5万円程度が一般的です。

個人でSEO対策を行う場合、多くの無料ツールやリソースを活用できます。

また、自分自身の時間と労力を投資することで、外注にかかる費用を抑えることができます。

初期費用
  • ウェブサイト作成費用:無料のWordPressテーマを使用すれば0円
  • ドメイン取得費用:年間1,000円~3,000円程度
  • レンタルサーバー費用:月額100円~1,000円程度
  • SEO関連の書籍購入:1,500円~3,000円程度

例えば、無料のWordPressテーマを使ってウェブサイトを作成し、年間のドメイン費用とサーバー費用を合わせて5,000円必要です。

SEOの基礎を学ぶための書籍を2,000円で購入した場合、初期費用は7,000円程度で始められます。

SEO対策の費用対効果をどのように測定できますか?

SEO対策の費用対効果は、主に以下の計算式で測定できます。

費用対効果 = (SEOによる売上増加額 – SEO費用) ÷ SEO費用 × 100

例えば、SEO対策に150万円投資して、売上が500万円増加した場合、以下のように計算します。

(500万円 – 150万円) ÷ 150万円 × 100 = 233.33%

この場合、費用対効果は233.33%となり、投資額の2倍以上の利益が得られたことがわかります。

また、売上以外にも、ウェブサイトへのアクセス数やコンバージョン率なども併せて確認するとよいでしょう。

SEO対策費用は会計上どの勘定科目で処理すべきですか?

SEO対策費用は、主に「広告宣伝費」として処理するのが一般的です。

それは、SEO対策は、企業や商品の認知度向上や販売促進を目的とした活動だからです。

ただし、SEO対策の内容によっては、他の勘定科目を使用する場合もあります。例えば、SEO対策を専門業者に委託する場合は「委託費」として処理することもあります。

個人事業主が取り組むべきSEO対策の優先順位は?

個人事業主が取り組むべきSEO対策の優先順位は、以下の順番で進めることをおすすめします。

個人事業主が取り組むべきSEO対策の優先順位
  1. 適切なキーワード選定と配置
  2. 質の高いコンテンツ作成
  3. サイトの内部構造の最適化
  4. モバイルフレンドリー対応
  5. ローカルSEO対策

この優先順位で取り組むことで、効率的にSEO対策を進められます。

具体例として、飲食店を経営する個人事業主の場合、「[地域名] [料理ジャンル] レストラン」というキーワードを選定し、そのキーワードを含んだ質の高い店舗紹介ページを作成します。

さらに、モバイルでも見やすいデザインにし、Googleマイビジネスに登録することでローカルSEO対策も行います。

このように、段階的にSEO対策を進めることで、個人事業主でも効果的にウェブサイトの集客力を高めることができます。

SEO対策の成果はいつごろから表れ始めますか?

SEO対策の成果は、一般的に3〜6ヶ月後から表れ始めますが、場合によっては1年以上かかることもあります。

サイトの種類効果が出るまでの期間
新規サイト半年〜1年以上
既存サイト3ヶ月〜6ヶ月
成果までに時間がかかる理由
  • 検索エンジンがサイトを評価するのに時間がかかる
  • コンテンツの質と量を積み重ねる必要がある
  • 競合サイトとの差別化に時間を要する

このように、SEO対策の成果はすぐには表れませんが、継続的な取り組みによって着実に効果が現れてきます。

焦らずに粘り強く対策を続けることが大切です。

無料でできるSEO対策はありますか?

無料でできるSEO対策はあります。

基本的な内部対策やコンテンツ改善は、自分で行うことが可能です。

Googleが無料で提供するツールやオープンソースCMSを活用すれば、コストをかけずにSEOを実施できます。

Googleが無料で提供するツール
  • Google Search Consoleでサイトの状態を管理
  • Google Analyticsでアクセス解析
  • ページタイトル・メタディスクリプションの最適化
  • 高品質なコンテンツ制作

既にサイトがある場合は、立ち上げ費用は必要ないため、無料でSEO対策をおこなえます。

予算が限られている場合は、まず無料ツールを最大限活用しましょう。

基礎施策を固めることで、有料施策の効果も高まります。

SEO対策にかかる費用まとめ

SEO対策では、サイトのジャンルや業種、規模や状況によって費用が異なります。

そのため、依頼する前にいくつか会社をピックアップして複数に見積もりと問い合わせをしましょう。

複数の会社を比較することで、自社メディアとの方向性にマッチしたところが見つかりやすくなります。

また、小規模SEO会社に限らず、大手や中小の会社にも話を聞くことで、メリット・デメリットを把握することも大切です。

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