リボ払いはやばいって本当?
世間でよく言われる「リボ払いはやばい」といった言葉に、不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論を言うと、リボ払いは利用方法によっては借金総額が増えてしまい、やばい状況になり得ます。
さらに利用明細を確認していなければ、支払い残高を気にせず買い物を積み重ねてしまい借金総額が高くなってしまいます。
このように油断・錯覚をしてしまうことが、「リボ払いはやばい」といわれる大きな要因のひとつです。
もしリボ払いの返済に追われることになってしまったら、法律の専門家である弁護士・司法書士に相談することをおすすめします。
当記事では、リボ払いを利用するとやばい人の特徴や、リボ払い返済を安全に利用するコツ・借金地獄から抜け出す方法などもご紹介します。
「リボ払いはやばい?」と気になっている方は、飛ばし読みでもいいので、ぜひ当記事をお読みいただき参考にしてください。
- リボ払いがやばい理由
- リボ払いの仕組み
- リボ払いの安全な利用方法
- 借金地獄から抜け出す方法
- リボ払いで悩む方におすすめの弁護士・法律事務所
目次
リボ払いがやばい理由4つ
リボ払いは毎月の支払いをあらかじめ設定した一定の返済額で支払うため、月々の負担を抑えたい方にとっては良い支払い方法といえます。
しかし、リボ払いを理解せずに利用すると、結果的に支払い総額が増えてしまい、完済まで時間がかかってしまうこともあります。
「リボ払いはやばい」
「リボ払いは怖い」
このように言われる理由は、下記の4つです。
- リボ払いは手数料が高い
- リボ払いの利用額・支払い残高がわからなくなる
- 支払い額が一定のため完済まで時間がかかってしまう
- 無意識にリボ払いを設定してしまうことがある
リボ払いがやばい理由について、ここからひとつずつ解説していきます。
リボ払いは手数料が高い
まず挙げられるのは「リボ払いは手数料が高い」ということです。
リボ払いの手数料はカード会社によって異なりますが、一般的には年率15%前後で設定されていることが多いです。
年率15%前後というのは、一般的な銀行のカードローンでお金を借りたときの金利と同じぐらいです。
リボ払いの手数料が具体的にどのくらい高いのか、下記の例で計算してみましょう。
例)年率15%の場合で20万円分のリボ払いを利用すると、最初の1カ月(30日)分の手数料はどれぐらいかかるのでしょうか。
《利用残高×年率÷365日×日数=手数料》
こちらの式で計算できるので、当てはめてみます。
20万円 × 15% ÷ 365日 × 30日 = 2,466円(小数点以下繰り上げ)
1カ月にかかる手数料は2,466円ということになります。
仮に元利定額方式(※)で毎月5,000円ずつの返済設定をしていた場合、設定額5,000円の内に手数料2,466円が含まれます。
元金は実質2,534円しか返済できていません。
1カ月の返済額5,000円の内の50%近くを手数料が占めることになってしまいます。
毎月しっかりと返済していても、半分近くが手数料の支払いとなると、元金がなかなか減らず長期間延々と返済することになってしまいます。
以上のことからリボ払いの手数料は高いといえます。
※元利定額方式とは、支払い設定額に手数料を含める返済方法。
詳しくは当記事内「リボ払いの種類は「元金定額方式」と「元利定額方式」の2つ」をご参照ください。
リボ払いの利用額・支払い残高がわからなくなる
利用した額・支払い残高がわからなくなることも、リボ払いがやばいといわれる理由のひとつです。
リボ払いを利用した額が多くなっても、支払い残高がどのくらいなのかわからなくなってしまうことがあります。
リボ払いの仕組み上、毎月の返済額が一定であるため、しっかりと支払えていると油断してしまうことが多いです。
常に利用明細を確認し支払い残高を把握しているような方で、計画的に利用するなら問題ないです。
しかし、支払い残高を把握していない状態で無計画に買い物をするような方は、支払い残高が膨れ上がってしまう危険性があります。
あとどのくらい支払いが残っているのか定期的に確認しましょう。
支払い額が一定のため完済まで時間がかかってしまう
支払い額を一定に設定しているため借金の返済が完了するまで時間がかかってしまう点も挙げられます。
リボ払いは月々設定した一定の支払い額を返済します。
家賃や食費など生活にかかる費用に余裕を持たせたいと、月々の支払い額を低めに設定していることもあるでしょう。
そのような場合は、元金が減らずなかなか完済できません。
また、返済期間が長ければ、その分手数料を払う回数も多くなってしまいます。
さらに返済途中にも関わらず追加で買い物をすれば、支払い残高が膨れ上がってしまいます。
このように完済までの期間が長くなってしまうので、余裕のある月は支払い額を増やすことをおすすめします。
無意識にリボ払いを設定してしまうことがある
無意識にリボ払いを設定してしまうことがあるという点も、リボ払いがやばい理由のひとつです。
リボ払いを利用しているつもりはないのに、実際は利用してしまっているケースもあります。
なぜ知らないうちにリボ払いを利用してしまうのか、考えられる理由はこちらです。
- クレジットカードの契約時に「リボ払い」に設定してしまった
- リボ払い専用のカードを契約した
クレジットカードの申し込みをする際、支払い方法を選択する項目で「リボ払い」をチェックしてしまうことがよくあります。
リボ払いの呼び名は「リボ払い」の他に「リボルビング払い」「ミニマムペイメント」と記載される場合もありますので、よく確認して選択しましょう。
カードを申し込む際は、担当者あるいはコールスタッフにわからない部分をしっかりと確認してから申し込むことをおすすめします。
リボ払いとは毎月一定の返済額に設定し支払うサービスのこと
リボ払いとは「リボルビング払い」を略した言葉で、クレジットカードで利用した購入金額や件数に関わらず、事前に設定した額を毎月返済するサービスです。
英語の「REVOLVE(回転する)」が語源となっています。
毎月一定額で返済できるため、もしカード払いを使い過ぎたとしても、月々の負担を抑えて無理のない支払いが可能です。
本来であれば、なかなか購入できないような高額な買い物も、リボ払いを利用することによって低負担で購入できるといったメリットがあります。
毎月の返済額を抑えることができる反面、返済期間が長期化してしまい、なかなか完済に至らないといったデメリットもあるので注意が必要です。
リボ払いと分割払いは何が違うのか
「リボ払い」と聞いて「分割払い」と何が違うの?と疑問を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、『月々の支払い額』を設定するか『支払う回数』を設定するかの違いです。
リボ払い | 月々の支払い額を設定し、購入額・購入件数に関わらず、毎月一定の額を返済していく。 毎月の返済額を設定できる。 |
---|---|
分割払い | クレジットカードで買い物をする度に支払い回数を指定する。 購入した金額と支払い回数によって毎月の返済額が決まる。 |
両者とも分けて返済するといった点では共通している部分もあり混同しがちですが、毎月の支払い額か支払い回数かといった設定方法に違いがあります。
リボ払いの種類は「元金定額方式」と「元利定額方式」の2つ
リボ払いには、「元金定額方式」と「元利定額方式」の2つの種類があります。
リボ払いを利用する際は手数料がかかるのですが、手数料を含めた支払い方法が異なります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
元金定額方式
元金定額方式は、手数料の支払いを、設定した月々の返済額に含めない支払い方法です。
《設定額(元金) + 手数料 = 毎月の支払い額》
元利定額方式
元利定額方式は、手数料の支払いを、設定した月々の返済額に含める支払い方法です。
《設定額(元金 + 手数料) = 毎月の支払い額》
例)利用残高¥60,000、毎月の支払い額を¥5,000に設定、手数料が¥740の場合
リボ払いの種類 | 支払い額の計算 |
---|---|
元金定額方式 | 設定額¥5,000(元金¥5,000) + 手数料¥740 = 毎月¥5,740支払う |
元利定額方式 | 設定額¥5,000(元金¥4,260 + 手数料¥740) = 毎月¥5,000支払う |
上記の例では、元利定額方式は設定額¥5,000の中に手数料が含まれるため、元金が毎月¥4,260ずつしか返済できていないことがわかります。
カード会社によって採用している方式が異なるので、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
リボ払いの支払いは「定額方式」と「残高スライド方式」の2つ
リボ払いは、主に「定額方式」と「残高スライド方式」の2種類の支払い方法を採用していることが多いです。
「定額方式」と「残高スライド方式」の違いは、毎月支払う金額が一定か、残高によって支払う金額が変動するかの違いとなります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
定額方式
定額方式は、利用残高に関係なく毎月一定の返済額を支払う方法です。
返済中に追加購入をして支払い残高が増加した場合も毎月の返済額に変化はありません。
しかし、支払い残高が増加したことにより、返済期間は延長されていくという仕組みとなります。
残高スライド方式
残高スライド方式は、利用残高によって毎月の返済額が変動する返済方法です。
残高によって月々の返済額が決められています。
返済が進んでいき、残高が減っていけば月々の返済額も下がります。
一方、追加購入をして支払い残高が増加した場合、毎月の返済額も増加するという仕組みです。
返済期間が長ければ長いほど、手数料の総額が増えてしまうことも頭に入れておくと良いでしょう。
リボ払いを利用するとやばい人の特徴
リボ払いは計画性をもって利用すれば便利なサービスですが、リボ払いの性質を理解しないまま利用していると借金地獄に陥ってしまう危険性があります。
リボ払いを利用するとやばい人の特徴を5つ紹介しますので、当てはまるかどうかチェックしてみましょう。
リボ払いを利用するとやばい人の特徴5つ
- リボ払いの仕組みがわかっていない
- 無計画で浪費癖がある
- 支払い設定額を少額で設定している
- 利用明細を確認していない
- リボ払い専用のカードしか持っていない
上記の項目に当てはまった方は、リボ払いを利用する際に注意が必要ですので、リボ払いの付き合い方を見直しましょう。
項目内容について詳しく見ていきましょう。
リボ払いの仕組みがわかっていない
「リボ払いの仕組みがわかっていない」人はリボ払いを利用するとやばいです。
リボ払いをする人の中には、リボ払いの特徴や仕組みを理解せずに利用している方も多くいらっしゃいます。
当記事内『リボ払いの種類は「元金定額方式」と「元利定額方式」の2つ』でも紹介したように、設定額に手数料を含めるかで種類が異なります。
「元金定額方式」は、手数料を設定額に含めず、設定額が元金に充てられます。
一方「元利定額方式」であれば、設定額内に手数料が含まれてしまう為、元金はあまり減りません。
リボ払いの種類の違いを理解せず利用していると、毎月しっかり返済しているつもりでも元金があまり減っていないことに気付けない可能性があります。
リボ払いの仕組みがわからないまま利用するのは、リスクがあり危険です。
無計画で浪費癖がある
「無計画で浪費癖がある」人もリボ払いを利用するのはやばいです。
浪費癖とは、物などを購入するために金銭を無駄に使ってしまう癖のことをいいます。
ほしいと思ったらすぐに衝動買いしてしまうような、無計画で浪費癖のある方はリボ払いの利用に向いていないといえます。
リボ払いの手数料は分割払いよりも高いうえ、毎月一定額を返済する為、明細を確認しない限り支払い残高がわかりづらいです。
しっかりと管理できていないにも関わらず、必要以上に無駄遣いをしていては利用残高が膨れ上がる一方です。
そのため借金から抜け出すことが難しくなってしまいます。
ご自身で浪費癖があると自覚されている方は、リボ払いを避けた方が無難です。
支払い設定額を少額で設定している
「支払い設定額を少額で設定している」となかなか完済できないのでやばいです。
リボ払いの月々の返済額はご自身で決めることができます。
返済額を決める際、生活に必要なお金を考慮する必要があるため、リボ払いの月々の支払い額はできるだけ低めに抑えたい方も多いと思います。
しかし、高額な買い物、あるいはリボ払いを複数回重ねると利用残高が大きくなってしまうこともあるでしょう。
このような場合でも、設定した支払い額が低いままであれば、いつまでたっても完済できません。
長期間手数料も発生してしまいます。
毎月の支払い設定額を少額で設定している場合は、収入額と生活費を見直して、余裕があれば支払い設定額を多めに設定することをおすすめします。
利用明細を確認していない
「利用明細を確認していない」と、リボ払いの支払い残高が大きくなっていても気づきにくいのでやばいです。
カード払いの利用は、残金がわかりやすい現金払いや一括払いとは異なり、どのくらい利用したのか把握しづらい部分もあります。
クレジットカードで買い物されている方の中には、何を買ったのか覚えていない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特にリボ払いに関しては、毎月設定した額を返済するため、利用明細を確認していなければ返済残高が大きくなっていても気付かないかもしれません。
リボ払いを上手に利用するなら利用明細を確認し、支払い残高の把握をすることが重要ですが、明細を確認する習慣のない方は注意が必要です。
リボ払い専用のカードしか持っていない
「リボ払い専用のカードしか持っていない」人は注意が必要です。
実は、クレジットカードの中には「リボ払い専用カード」というものがあります。
キャンペーン中でお得に契約できるからなど、リボ払いについて詳しく把握しないままリボ払い専用カードを契約してしまうケースもあります。
リボ払い専用カードは、その名の通り、リボ払いしか利用できません。
他にもカードを持っていて、一時的な買い物をする際に、選択肢の一つとしてリボ払いを利用することは問題ないです。
しかし、リボ払い専用カードのみを所持してリボ払いばかり利用することは、借金が大きくなる可能性があるためおすすめできません。
リボ払いを安全に利用する方法
ここまで、リボ払いがやばいといわれる理由や、リボ払いを利用するとやばい人の特徴を解説してきました。
しかし、リボ払いは、必ずしも「利用するとやばい」というわけではありません。
しっかりとリボ払いについての知識をつけ、仕組みを理解したうえで安全な使い方を意識して実行すれば、問題なく便利に利用することができます。
では、リボ払いと上手に付き合っていくには、どのようにすればいいのでしょうか。
ここからは、リボ払いを安全に利用する方法について紹介していきます。
リボ払いを安全に利用する方法として挙げられるのは、以下3点です。
- 利用明細を確認する
- 利用条件を見直す
- リボ払いを再利用するなら完済してから
一つずつ見ていきます。
利用明細を確認する
まずは、利用明細の確認を心がけましょう。
リボ払いを利用して購入すると、月々の支払い額を設定し、その額が毎月自動的に引き落としされます。
一度で返済できない利用額の場合は、支払い残高がたまっていくことになります。
そのため、支払い残高やリボ払いをどのくらい利用したのか、利用明細を確認しない限り把握しづらいので、なるべく確認する習慣をつけましょう。
最近では、WEBあるいはアプリで利用明細を確認できるサービスも多くなっています。
以前より確認しやすくなっている場合も多いので、今まで確認したことがないという方は、利用明細の確認方法をチェックしてみましょう。
リボ払いに限らず、カードを利用する方は利用明細を確認することをおすすめします。
利用条件を見直す
リボ払いの利用条件を見直すことも重要です。
リボ払いを利用していく内に高額な買い物をした、あるいはリボ払いを積み重ねたことによって、支払いの総額が増加する場合もあります。
支払いの総額が、最初に支払い額を設定したときより増えているにも関わらず、そのまま変更をしていない方も多いでしょう。
少ない返済額を設定したままの場合、長期間延々と手数料を伴った返済を続けることになるかもしれません。
その時の支払い残高と、収入の状況に適した支払い額を設定し直すことにより、無駄な手数料を省くことができる可能性があります。
定期的にリボ払いの利用条件を見直すことが、リボ払い返済で失敗しないコツです。
リボ払いを再利用するなら完済してから
リボ払いを利用して返済している途中で、完済前にリボ払いを再利用することは避けた方がいいです。
リボ払いを重ねると支払い設定額を高めに変更しない限り、どうしても返済期間が長引いてしまいます。
返済期間が長引けば返済回数も増加し、手数料としてかかる総額も増えてしまいます。
最終的に支払い残高を全て返済することが難しくなってしまいます。
リボ払いの支払いが途中であれば、なるべくリボ払いを重ねずに、現金払いなど他の支払い方法を利用するようにしましょう。
リボ払いの支払いを完済してから次のリボ払いを利用するようにすれば、安全にリボ払いを利用できます。
リボ払いの借金地獄から抜け出す方法
リボ払いがやばいといわれる理由や、安全な利用方法をここまでご紹介しました。
もうすでにリボ払いを利用していて、多額の借金を背負ってしまった方もいらっしゃるかと思います。
多額の借金を背負っていて、返済できる見通しがつかない方は、今後どのようにすればいいのでしょうか。
結論を申し上げますと、家族に援助してもらえそうなら相談し、厳しいようであれば債務整理をする方法があります。
ここからは、リボ払いなどによる借金地獄から抜け出す方法を5つご紹介します。
- カード払いの利用をやめる
- 毎月の返済額を多めに設定して短期間で完済する
- リボ払いの残高を繰り上げ返済する
- 家族に援助をお願いする
- 債務整理をする
詳しく見ていきましょう。
カード払いの利用をやめる
リボ払いの借金が大きくなり、借金地獄から抜け出したいと考えた時点で、まずはカード払いの利用をやめましょう。
クレジットカードの分割払い、あるいはリボ払いの利用を続けていては、未払い残高が増加するばかりでなかなか完済することができません。
これからご紹介する「借金から抜け出す対策」をいくら施したとしても、未払い残高が増加すれば効果を最大限に発揮することが難しいです。
借金地獄から抜け出すには、分割払い・リボ払いなど、ショッピングをする際にカードで支払うことをやめることが望ましいです。
今以上に支払い残高を増やさないようにすることをおすすめします。
毎月の返済額を多めに設定して短期間で完済する
月々のリボ払い返済額を多めに設定して短期間で完済するというやり方も、借金から抜け出す方法の一つとなります。
当記事「リボ払いを利用するとやばい人の特徴」でもご紹介したように、支払い設定額を少額に設定していると完済が難しいです。
設定額が少なければ、リボ払いで購入し支払い残高が大きくなってしまった時でも、返済が進まず長期間手数料が発生し続けます。
返済金額を多めに設定すると支払い残高を早く減らすことができ、余計な手数料が発生しなくなります。
生活費を見直し、もし余裕があれば、早く完済するためにも支払い設定額を多めに設定し直しましょう。
リボ払いの残高を繰り上げ返済する
リボ払いの残高を繰り上げ返済するといった方法もあります。
繰り上げ返済(おまとめ払い)とは、月々の設定した返済額とは別で、まとまった金額を返済に充てる方法です。
利用残高の一部、あるいは全額をまとめて返済することになります。
一気に元金を減らすことができ、繰り上げ返済した金額分の手数料を減らせるため、効率的な支払い方法といえます。
繰り上げ返済をしようと思っても、普段はまとまったお金がなく、なかなか繰り上げ返済をするような余裕はないかもしれません。
ボーナスなどによる臨時収入があったときや、お金に余裕が出たようなときには、ぜひ繰り上げ返済を利用してみましょう。
家族に援助をお願いする
リボ払いの借金が大きくなり過ぎてしまい、下記の方法では解決できない場合、家族に頼ってみることも解決方法のひとつかもしれません。
- カード払いの利用をやめる
- 返済の設定額を大きくする
- 繰り上げ返済をする
家族に心配をかけたくない、迷惑をかけたくない、自力で解決したいなど、家族に相談するには抵抗がある方もいるでしょう。
しかし、一人で抱え込まずに打ち明けることで、借金に対して援助してもらえるかもしれませんし、精神的に楽になるでしょう。
また、買い物依存症が原因で借金が膨れ上がったのであれば、家族の支えが必要となりますので、相談することが解決への一歩となるかもしれません。
債務整理をする
リボ払いにより多額の借金を背負い、家族の援助も難しいといった場合、債務整理を検討してみましょう。
債務整理とは、債務(クレジットやローン、借金)の額を減らすことや、支払い期間に猶予を持たせる方法です。
リボ払いも債務整理の対象となり利用できます。
リボ払いを解決するための債務整理の種類は以下3つとなります。
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
それぞれ解説いたします。
任意整理とは、クレジット会社や債権者と交渉して、利息のカットや長期的な分割弁済など返済を楽にする手続きです。
裁判所を介さずに直接交渉することが特徴です。
個人再生とは、返済総額を減らしたうえで3~5年間に分割して返済する手続きです。
裁判所の許可を得ることにより借金を減額できます。減額しても返済見込みがなければ許可されない場合もあります。
自己破産とは、返済総額を全て免除してもらう手続きです。
借金の返済ができなくなったときに裁判所に申立てをして、返済の見込みがないことを認められたときに許可を得ることができます。
原則的に財産は処分(現金化)され、債権者に分配されますが、生活に必要な冷蔵庫・洗濯機など一定の財産は残しておけます。
債務整理をすると信用情報に事故情報として登録されてしまい、一定期間ローン契約ができなくなります。
利用する前にデメリットについても認識が必要です。
以下が、債務整理を実施した際に、事故情報として登録される期間となります。
債務整理の種類 | 事故情報として登録される期間 |
---|---|
任意整理 | 完済してから約5年間 |
個人再生 | 約5~10年間 |
自己破産 | 約5~10年間 |
債務整理を検討される方は、専門家である「弁護士」や「法律事務所」に相談することをおすすめします。
リボ払いで悩む方は弁護士・法律事務所に相談するのがおすすめ
リボ払いの借金が払い切れず債務整理を検討されている方は、弁護士・法律事務所に相談しましょう。
以下、弁護士・法律事務所に相談する3つのメリットを紹介します。
- 督促が停止する
- 最適な解決方法を提案してくれる
- 手続きを任せることができる
督促が停止する
弁護士や司法書士に債務整理を依頼すると、受任通知(受任したということをお知らせする通知書)を、弁護士側から債権者に送付します。
受任通知を債権者が受け取ると、法律によって債務者(債務整理を依頼した方)と直接交渉できなくなるため、督促や取り立てなどができなくなります。
最適な解決方法を提案してくれる
専門家である弁護士・法律事務所であれば、様々な債務整理案件を解決しており、一人一人にあった最適な解決方法を提案できます。
また、無料で相談できる弁護士・法律事務所も一部ありますので、わからない疑問や質問も気軽にできます。
手続きを任せることができる
借金の減額や督促の停止など、手続きをご自身で対処するのは手間がかかってしまいます。
弁護士・法律事務所に依頼すれば、必要な手続きは代わりにやってくれるので、無駄に時間をかけずに任せることができます。
ここからは弁護士・法律事務所のおすすめ5つをご紹介します。
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ベリーベスト法律事務所は、全国に複数の拠点を持つ大規模法律事務所です。
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もりた法律事務所の特徴は以下となります。
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前もって減額可能額をシミュレーションすることにより、相談するために時間を使ったのに結局減額できなかったといった無駄を省けます。
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弁護士法人・響の特徴は以下となります。
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- 365日・24時間相談受付
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弁護士法人・響は、365日24時間相談を受け付けており、無料で相談できます。
リボ払いでよくある質問
ここまでリボ払いがやばい理由など、リボ払いについて解説してきました。
ここからは、リボ払いについてよくある質問と回答を5つご紹介します。
- リボ払いの何が悪い?
-
リボ払いは手数料・利息が高いです。
また、支払い額が一定のため残高が膨れ上がっていても順調に返済できていると勘違いしやすいです。
そのため、最終的に返済できないほどの支払い残高になって、初めて気付くといったリスクがあるのは事実です。
リボ払いは上手に利用すれば悪いサービスではないので、仕組みをしっかりと理解し利用することが大切です。
- リボ払いって勝手に設定されることはある?
-
リボ払いは勝手に設定されることはありません。
しかし、カードを申し込む際にリボ払いを選択してしまった。
あるいは、リボ払い専用カードと知らずに契約した場合に、本人も気付かずに設定してしまうことがあります。
- リボ払いの支払い額は変更できる?
-
カード会社にもよりますが、基本的にはリボ払いの支払い額を変更できることが多いです。
支払い総額が増減した際は、支払い額を見直して設定額も変更することをおすすめします。
- リボ払いでなかなか完済できない場合はどうすればいい?
-
リボ払いでなかなか完済できない場合は以下の方法で対処しましょう。
- カード払いの利用をやめる
- 毎月の返済額を大きめに設定する
- 可能であれば繰り上げ返済で多めに返済する
もし自力での解決が困難な場合は、弁護士・法律事務所に債務整理についての相談をすることを検討しましょう。
- 債務整理によってリボ払いの支払いを減免できる?
-
債務整理をすることにより減免できる可能性があります。
債務整理には、手数料(利息)をカットし返済期間に猶予を持たせる任意整理。
返済額を減額し3~5年間で返済していく個人再生。
返済総額を全て免除してもらう自己破産の3種類があります。
それぞれメリット・デメリットがあるので弁護士・法律事務所に相談してみましょう。